帯状疱疹ワクチンの定期接種化について

令和7年4月より帯状疱疹ワクチンの定期接種化に伴い、ワクチン接種費用の一部公費負担が始まりました。

 

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水痘ウイルスが原因で皮膚に強い痛みや発疹がでる病気です。

幼少期に「水ぼうそう」を経験した方は神経にウイルスが長年潜伏しており、成人の約90%は水痘ウイルスを保有していると言われています。

体力低下や免疫力の低下によりウイルスが再活性化すると、皮膚に強い痛みを伴う発疹がでるのが特徴です。

 

 

発疹が治まっても、強い痛みが長期間続く「帯状疱疹後神経痛」になることもあるため、ワクチン接種による発症予防がとても大切です。

 

帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹ワクチンは、生ワクチン不活化ワクチンの2種類あり、それぞれの特徴は表のようになっています。

生ワクチンは約5~7年で予防効果が落ちてしまうのに対して、不活化ワクチンである「シングリックス」は10年以上経過しても予防効果が落ちにくいと言われています。

 

帯状疱疹ワクチン公費接種について

定期接種:

対象者:福岡市に住民票のある方

      年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方

任意接種:

対象者:福岡市に住民票のある方

      接種時に50歳、55歳、60歳になる方

 

接種費用:

生ワクチン   4,900円

不活化ワクチン 12,000円/回(2回接種必要)

 

ワクチン接種をご希望の方は、受付または医師・看護師へお問い合わせください。

2025年04月01日