こんにちは、やまもと内科スタッフです。
新年、あけましておめでとうございます。
今年も定期的にちょっとしたお役立ち情報をお届けしていきますね。
さて、新型コロナウイルス第8波真っ只中で、皆さんも大変のことと思います。
コロナウイルスだけでなく、今年は3シーズン振りにインフルエンザも流行期に入りました。
それだけでなく、寒くなると注意を要するのが、ノロウイルス・ロタウイルスです。
コロナ同様に、家庭内で感染拡大させないことが大事です。
今月はその注意事項と具体的対処についてのお話です。
1:タオル・コップ等は共有しないこと
手洗い時のタオルはペーパータオルがいいでしょう。
可能なら紙コップ・紙皿・割りばしを使うことで洗う時の接触を回避できます。
2:とにかく、よく手を洗いましょう
全ての基本ですね。
3:消毒を正しく行い、特にノロ・ロタウイルス感染者からの便・吐物は正しく処理しましょう
便・吐物を処理する時は使い捨てのマスク、手袋を着用します。
汚物の上に新聞紙やキッチンペーパーといった吸水力のある紙をのせ、その上から次亜塩素酸(キッチンハイター)を0.1%に
希釈した次亜塩素酸消毒液をふきかけます。
この時、目に見えない飛散を考え、吐物+1mを意識してペーパーを敷きましょう。(もしかしたら壁もです)
広がらないように外→中へと集めビニール袋へ捨て密閉して破棄します。
1度で取り切れない時はその都度ペーパーをのせ消毒液を散布する作業を繰り返します。
汚物を取り除いた場所に0.02%次亜塩素酸希釈液を散布し10分間浸し、水拭きして終了です。
部屋の換気もしましょう。
4:感染ごみからの飛散を防ぎましょう
ティッシュや感染者の触れたごみはビニール袋に入れ密閉して蓋つきのごみ箱へ捨てます。
その際、アルコール又は、0.02%次亜塩素酸消毒液ふきかけて密閉するとなお良いでしょう。
5:消毒液を正しく使い分け、接触感染を予防しましょう
ドアノブ・手すり・リモコン・洗面台・便座等、家族で共有している場所を消毒します。
ウイルスによって消毒液が異なります。
・インフル・コロナウイルス → アルコール消毒
・ノロ、ロタウイルスの汚物が付着したおむつ・床・便座等 → 0.1%次亜塩素酸消毒液
・ノロ、ロタウイルス感染者が使用したもの、場所 → 0.02%次亜塩素酸消毒液
・ノロ、ロタウイルス感染者が使用した食器、衣類のつけ置き → 0.02%次亜塩素酸消毒液
【次亜塩素酸消毒液の作り方】
0.1%次亜塩素酸消毒液……キッチンハイターの原液を50倍に希釈したもの
例:1ℓの水に20mlのキッチンハイター(ペットボトルのcap4杯分)
002%次亜塩素酸消毒液……キッチンハイターの原液を250倍に希釈したもの
例:1ℓの水に4mlのキッチンハイター(ペットボトルのcap約1杯分)
*注意 消毒液の入っている容器には 【消毒液 飲めません】と大きく表示し子どもの触れない場所に保管してください。
また、日光の当たらない場所に保管し、1週間で使い切るか作り変えましょう。
参考:福岡市保健医療局生活衛生部
食品安全推進課 一部改変
小さなお子様や、高齢者の方に24時間感染予防の行動を守ってもらうことは不可能とおもいます。
換気や空調設備を取り入れながら、可能な限り家族と自分を守りましょう。
ウイルスに負けないよう参考になればと思います。
インフルエンザにはワクチンが有効です。
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新型コロナウイルスワクチン接種も行っておりますので、福岡市の予約サイトまたはコールセンターよりお申込みください。