こんにちは。やまもと内科スタッフです。
今年も残すところわずかとなりました。
寒くなり、外に出て体を動かす機会も減っているのではないでしょうか。
気温や天候によって運動量も左右されますよね。
今回は体を動かすことに関するお話をしたいと思います。
筋肉量が減るのは、加齢や運動不足、食生活、何らかの疾患などが原因で、筋肉量が減ると運動能力が低下するだけでなく、様々な病気にかかりやすくなります。
私は、スマホに目標の歩数を設定し、1日の歩数を確認していますが、日によって歩数にばらつきがあり、目標の歩数を達成できていない日も多いです。
歩く速度によっては、歩数を稼いでいるだけで、運動になっていないと感じることもあります。
運動には、ウォーキングなどの有酸素運動と筋力トレーニング(レジスタンス運動)、ストレッチがあります。
どの運動をするかによって、体を動かすメリットに差はありますが…
体を動かすことで、
*筋力の維持、向上
*体型の維持
*血圧、脂質、血糖の状態の改善
*認知機能の維持
*骨密度の増加
*ストレスの軽減
などの効果を期待できるようです。
筋肉は急激に増えるものではなく、日々の積み重ねで少しずつ増えます。
ようやく夏の暑さもやわらいできました。
秋は短いかもしれませんが、過ごしやすい時期から自分に合う運動を見つけ、ケガや転倒に気をつけながら、自分のペースで体を動かすのも良いかもしれませんね。

こんにちは。やまもと内科スタッフです。
65歳の方へ、肺炎球菌ワクチンの定期接種が平成26年10月より開始されています。
肺炎球菌とは、主に気道分泌物に含まれ、唾液により飛沫感染し、高齢者や免疫力が低下している方が感染すると気管支炎や肺炎・敗血症の重い症状を起こす細菌です。
肺炎の予防、症状の軽減を目的として、推奨されているのがワクチン接種です。
当院では、肺炎球菌ワクチン接種として、ニューモバックスを推奨しております。
ニューモバックスは、65歳・70歳・75歳と5年1回のペースで定期的に接種し、初回のみ公的助成があるワクチンです。2回目以降は自費になります。
65歳以上の方、呼吸器系の疾患や心臓病などの持病をお持ちの方は肺炎の予防・重症化の予防として、ワクチン接種をお勧めするとともに、毎日の感染予防と免疫力を落とさないよう、適度な運動を行い睡眠や食生活といった、生活習慣に気を付けましょう。
予防接種は予約制のため、お電話にてお問合せ下さい。
こんにちは。やまもと内科スタッフです。
今回はホルター心電図をご紹介します。
何だか最近動悸がする… 少し脈が飛んでるみたい… 心電図の検査をしたけど、特に問題なかった。
来院された方の中には少し不安でご相談される方もいます。
一般的に心電図は臥床した状態で安静時に測定します。
しかし、ドキドキする…とか脈が飛んだ…という症状は何気ない日常生活の中で発生しています。
ホルター心電図は、電極をつけたまま食事・トイレ・散歩・入浴など、普段通りの生活をしていただきながら24時間心電図をとる検査です。
電極が外れないか…心電図の機械が落ちてしまわないか…と不安を抱かれると思いますが、概ねそのようなことはありません。
今ある動悸や不整脈が病的なものか否かの判断がつくと少しは安心して過ごせるのではないでしょうか…。
気になる症状がおありでしたら、ご相談ください。
令和7年4月より帯状疱疹ワクチンの定期接種化に伴い、ワクチン接種費用の一部公費負担が始まりました。
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水痘ウイルスが原因で皮膚に強い痛みや発疹がでる病気です。
幼少期に「水ぼうそう」を経験した方は神経にウイルスが長年潜伏しており、成人の約90%は水痘ウイルスを保有していると言われています。
体力低下や免疫力の低下によりウイルスが再活性化すると、皮膚に強い痛みを伴う発疹がでるのが特徴です。

発疹が治まっても、強い痛みが長期間続く「帯状疱疹後神経痛」になることもあるため、ワクチン接種による発症予防がとても大切です。
帯状疱疹ワクチンについて
帯状疱疹ワクチンは、生ワクチンと不活化ワクチンの2種類あり、それぞれの特徴は表のようになっています。
生ワクチンは約5~7年で予防効果が落ちてしまうのに対して、不活化ワクチンである「シングリックス」は10年以上経過しても予防効果が落ちにくいと言われています。

帯状疱疹ワクチン公費接種について
定期接種:
対象者:福岡市に住民票のある方
年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方
任意接種:
対象者:福岡市に住民票のある方
接種時に50歳、55歳、60歳になる方
接種費用:
生ワクチン 4,900円
不活化ワクチン 12,000円/回(2回接種必要)
ワクチン接種をご希望の方は、受付または医師・看護師へお問い合わせください。
こんにちは やまもと内科スタッフです。
日に日にあたたかくなってきましたね。
春のおいしい旬の野菜がお店に並んでいます。
春キャベツ・たけのこ・ふきのとう・・・・・その中でも私は新玉ねぎが好きです。
水分が多く辛みが少ないので生のままスライスしてサラダで食べたりしてます。
新玉ねぎにはビタミンやカリウムの他にも辛味成分である硫化アリルなどの栄養素がバランスよく含まれています。
硫化アリルは辛味の原因となる成分で、玉ねぎを切る時に、目が痛くなる原因物質になにますが、血液をサラサラにしてくれる効果が期待できます。
また、血液中にある脂肪の燃焼を促進して血中コレステロール値をダウンさせ、動脈硬化の予防を助けるともいわれます。
☆新玉ねぎは栄養満点☆
・疲労回復(ビタミンBが豊富)
・むくみ解消(カリウムがむくみ解消に役立つ)
・免疫力アップ(ビタミンC)
・血液サラサラにしてくれる効果
・動脈硬化予防
旬の野菜を食べて栄養をつけましょう。
こんにちは。やまもと内科スタッフです。
令和6年(2024年)12月2日に健康保険証の新規発行は廃止され、健康保険証とマイナンバーカードを一体化した
マイナ保険証で手続きをする仕組みに変わっています。
医療機関を受診の際、今までの健康保険証が使えるのは、お持ちの保険証の有効期限までです。
マイナンバーカードに保険証の登録がない方には、資格確認証がご自宅に郵送されていると思います。
受診の際はマイナンバーカードまたは資格確認証を持参ください。
マイナンバーカードを保険証として利用できるようにするには、ご自身で利用登録を行う必要があります。
当院にマイナンバーカードのカードリーダーがあります。初めての方はスタッフがお手伝い致しますので、
受診の際にマイナンバーカードをご持参ください。
こんにちは やまもと内科スタッフです。
寒い日にお風呂に入って温まるには気持ちいいですね
今回は気温が下がる冬場に多く見られるヒートショックについてのお話です。
ヒートショックとは急激な温度変化で身体がダメージを受けることです。
冬場は特に、暖かいお部屋から寒い脱衣所や浴室へ移動すると血管がキューっと収縮します。
そして熱いお湯につかると、急激な温度差によって大きく血圧が変動し、めまい・立ちくらみや
心臓発作などを引き起こすことがあります。
ヒートショックを防ぐには…
・入浴前に脱衣所や浴室を暖かくしましょう
・浴槽に入る前にかけ湯をしょましょう
・お湯の温度は41℃以下にしましょう(湯船につかる時間は10分以内を目安に)
・浴槽からはゆっくりと立ち上がりましょう
・飲酒後や食後すぐの入浴は避けましょう
・入浴前、入浴後に水分を取りましょう
ヒートショックに注意が必要なのは高齢者だけではありません。 若い方でも起こらないとは限りませんので、
皆さん注意をして入浴を楽しみましょう。

新年度が始まりますね。
新年度の始まりには健康診断がやってきますよ。
健診の予定を聞き、食生活を気にしたりしますよね。 血液検査項目の中でコレステロール値は多くの方が気にしていると思います。
採血の結果が正常範囲内であることはもちろん大事ですが、2つのデーターを比べて、どちらがより良いと思いますか?
Aさん: LDL 150 HDL 80
Bさん: LDL 100 HDL 30
LDL(悪玉コレステロール)が低いBさんがより良いでしょうか?
実はこの場合、Aさんのほうがデーターは良いんです。
・ LDL(悪玉コレステロール)は血液の汚し屋さん
・HDL(善玉コレステロール)は血液のお掃除屋さんです。
汚し屋さんとお掃除屋さんのバランスを見てください。
Aさんは汚し屋さんがお掃除屋さんの2倍います。
Bさんは汚し屋さんがお掃除屋さんの3倍います。
3倍の汚し屋さんLDLがいるBさんのほうが血液は汚れやすい!というイメージです。
早速お持ちのデーターを割り算してみてください。 コレステロール値が正常範囲であることと、この割り算の値はいかがですか?
1.5倍以下であることが理想的です。
LDLを下げる食事療法や内服治療はありますが、HDLを上げる薬はありません。
しっかり体を動かしHDLを維持し、食事に気を付けLDLを上げない! そこが大事になります。
今年の健康診断の値で割り算してみてください。 LDL÷HDL = ?
当院では健康診断の二次健診も可能です。
その際、検診の結果をご持参ください。
こんにちは。やまもと内科スタッフです。
気温が高くなりマスクをしない生活が普通となりつつあります。7月頃よりニュースでもご存じかもしれませんが、
コロナウイルスが流行しています。
当院は発熱外来を継続して行っておりますが、受診者の方が”身近にコロナの流行はない”という認識をされていても
検査をするとコロナ陽性となることが増えています。
コロナ・インフルエンザ抗原検査は発熱してすぐに行っても正確な判定ができません。
発熱から1日経過して行うと正確な判定ができるとされていますが、検査の要望が多く、当院独自のルールとして
37.5℃以上の発熱から5時間以上経過していれば検査を行っております。
発熱外来のみ予約制となりますので必ず電話にてご予約をとってのご来院をお願いします。
◆◆◆感染対応に該当する方◆◆◆
37.5℃以上の発熱がある方
5日前から受診当日までの間に37.5℃以上の発熱があった方
感染対応に該当する方が、予約なくご来院された場合、待合室を区別する必要がある為、
車内又は外でお待ちになるか、再来をお願いする場合がございます。
申し訳ありませんが、ご協力をお願いいたします。(発熱外来の電話予約は当日の9時より開始しております)
7月の抗原検査総数 261 件 のうち
コロナ陽性者 137 名
コロナ疑いの受診者 4 名
インフルエンザ陽性者 3 名 (2024年7月 やまもと内科集計による)
こんにちは やまもと内科スタッフです。
暑くなるこれからの季節で気をつけたいのが食中毒です。
これからの梅雨時期などの高温多湿となる夏(6月~9月)は細菌が増えやすく食中毒が多くなってきます。
食中毒は、原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内へ侵入することによって発生します。
毎日食べている家庭での食事・お弁当でも発生するので家庭でできる食中毒予防についてお話します。
*食中毒予防の3原則*
1、菌を付けない
・こまめに手を洗いましょう(調理前、生肉・魚介類・卵を扱う前後)
・ふきん、まな板、包丁などの調理器具、使った食器など、使用後は洗剤でよく洗ってから、
できれば熱湯をかけて殺菌しましょう。
2、菌を増やさない(低温で保存)
・細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になるので、肉や魚などの生鮮食品やお惣菜などは、
購入後できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。
3、菌をやっつける(加熱処理)
・ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅します。肉や魚はもちろん野菜なども加熱して食べれば安全です。
特に肉料理は中心までの加熱が大事です。
★これからの季節はバーベキューを楽しむ方も多いので、しっかり肉・魚料理は火を通して下さい。
生肉・生魚をつかむ箸やトングは別々にしましょう★
*お弁当の食中毒対策*
お弁当を作る時 ・素手で触らない
・水分が多いと菌が繁殖しやすいので汁気はよく切りましょう。
揚げ物・焼き魚など水分が少ないものだとより安心です。
・食材(特に卵・肉など)はしっかり火を通しましょう。
お弁当に箱に詰める時・冷ましてから詰めましょう。
・汁が多いものに移らないようカップなどで仕切るようにしましょう(暑い時期は使い捨てタイプが安心)
お弁当箱洗う時 ・蓋のパッキンは外して洗いましょう。 ・
・洗った後は、十分に乾かしましょう。
★お弁当の保管はこれからの季節は暑いところには放置せず、保冷剤や保冷バックを利用したり、冷蔵庫やなるべく涼しいところに保管しましょう★
最後に食べる前には手をきれいにしましょう。細菌を付けない・増やさない・やっつけるの3原則を意識しながら、安全で美味しいお弁当を作りましょう。