こんにちは やまもと内科スタッフです。
寒い日にお風呂に入って温まるには気持ちいいですね
今回は気温が下がる冬場に多く見られるヒートショックについてのお話です。
ヒートショックとは急激な温度変化で身体がダメージを受けることです。
冬場は特に、暖かいお部屋から寒い脱衣所や浴室へ移動すると血管がキューっと収縮します。
そして熱いお湯につかると、急激な温度差によって大きく血圧が変動し、めまい・立ちくらみや
心臓発作などを引き起こすことがあります。
ヒートショックを防ぐには…
・入浴前に脱衣所や浴室を暖かくしましょう
・浴槽に入る前にかけ湯をしょましょう
・お湯の温度は41℃以下にしましょう(湯船につかる時間は10分以内を目安に)
・浴槽からはゆっくりと立ち上がりましょう
・飲酒後や食後すぐの入浴は避けましょう
・入浴前、入浴後に水分を取りましょう
ヒートショックに注意が必要なのは高齢者だけではありません。 若い方でも起こらないとは限りませんので、
皆さん注意をして入浴を楽しみましょう。
新年度が始まりますね。
新年度の始まりには健康診断がやってきますよ。
健診の予定を聞き、食生活を気にしたりしますよね。 血液検査項目の中でコレステロール値は多くの方が気にしていると思います。
採血の結果が正常範囲内であることはもちろん大事ですが、2つのデーターを比べて、どちらがより良いと思いますか?
Aさん: LDL 150 HDL 80
Bさん: LDL 100 HDL 30
LDL(悪玉コレステロール)が低いBさんがより良いでしょうか?
実はこの場合、Aさんのほうがデーターは良いんです。
・ LDL(悪玉コレステロール)は血液の汚し屋さん
・HDL(善玉コレステロール)は血液のお掃除屋さんです。
汚し屋さんとお掃除屋さんのバランスを見てください。
Aさんは汚し屋さんがお掃除屋さんの2倍います。
Bさんは汚し屋さんがお掃除屋さんの3倍います。
3倍の汚し屋さんLDLがいるBさんのほうが血液は汚れやすい!というイメージです。
早速お持ちのデーターを割り算してみてください。 コレステロール値が正常範囲であることと、この割り算の値はいかがですか?
1.5倍以下であることが理想的です。
LDLを下げる食事療法や内服治療はありますが、HDLを上げる薬はありません。
しっかり体を動かしHDLを維持し、食事に気を付けLDLを上げない! そこが大事になります。
今年の健康診断の値で割り算してみてください。 LDL÷HDL = ?
当院では健康診断の二次健診も可能です。
その際、検診の結果をご持参ください。
こんにちは。やまもと内科スタッフです。
気温が高くなりマスクをしない生活が普通となりつつあります。7月頃よりニュースでもご存じかもしれませんが、
コロナウイルスが流行しています。
当院は発熱外来を継続して行っておりますが、受診者の方が”身近にコロナの流行はない”という認識をされていても
検査をするとコロナ陽性となることが増えています。
コロナ・インフルエンザ抗原検査は発熱してすぐに行っても正確な判定ができません。
発熱から1日経過して行うと正確な判定ができるとされていますが、検査の要望が多く、当院独自のルールとして
37.5℃以上の発熱から5時間以上経過していれば検査を行っております。
発熱外来のみ予約制となりますので必ず電話にてご予約をとってのご来院をお願いします。
◆◆◆感染対応に該当する方◆◆◆
37.5℃以上の発熱がある方
5日前から受診当日までの間に37.5℃以上の発熱があった方
感染対応に該当する方が、予約なくご来院された場合、待合室を区別する必要がある為、
車内又は外でお待ちになるか、再来をお願いする場合がございます。
申し訳ありませんが、ご協力をお願いいたします。(発熱外来の電話予約は当日の9時より開始しております)
7月の抗原検査総数 261 件 のうち
コロナ陽性者 137 名
コロナ疑いの受診者 4 名
インフルエンザ陽性者 3 名 (2024年7月 やまもと内科集計による)
こんにちは やまもと内科スタッフです。
暑くなるこれからの季節で気をつけたいのが食中毒です。
これからの梅雨時期などの高温多湿となる夏(6月~9月)は細菌が増えやすく食中毒が多くなってきます。
食中毒は、原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内へ侵入することによって発生します。
毎日食べている家庭での食事・お弁当でも発生するので家庭でできる食中毒予防についてお話します。
*食中毒予防の3原則*
1、菌を付けない
・こまめに手を洗いましょう(調理前、生肉・魚介類・卵を扱う前後)
・ふきん、まな板、包丁などの調理器具、使った食器など、使用後は洗剤でよく洗ってから、
できれば熱湯をかけて殺菌しましょう。
2、菌を増やさない(低温で保存)
・細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になるので、肉や魚などの生鮮食品やお惣菜などは、
購入後できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。
3、菌をやっつける(加熱処理)
・ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅します。肉や魚はもちろん野菜なども加熱して食べれば安全です。
特に肉料理は中心までの加熱が大事です。
★これからの季節はバーベキューを楽しむ方も多いので、しっかり肉・魚料理は火を通して下さい。
生肉・生魚をつかむ箸やトングは別々にしましょう★
*お弁当の食中毒対策*
お弁当を作る時 ・素手で触らない
・水分が多いと菌が繁殖しやすいので汁気はよく切りましょう。
揚げ物・焼き魚など水分が少ないものだとより安心です。
・食材(特に卵・肉など)はしっかり火を通しましょう。
お弁当に箱に詰める時・冷ましてから詰めましょう。
・汁が多いものに移らないようカップなどで仕切るようにしましょう(暑い時期は使い捨てタイプが安心)
お弁当箱洗う時 ・蓋のパッキンは外して洗いましょう。 ・
・洗った後は、十分に乾かしましょう。
★お弁当の保管はこれからの季節は暑いところには放置せず、保冷剤や保冷バックを利用したり、冷蔵庫やなるべく涼しいところに保管しましょう★
最後に食べる前には手をきれいにしましょう。細菌を付けない・増やさない・やっつけるの3原則を意識しながら、安全で美味しいお弁当を作りましょう。
高血圧の予防には塩分控えめの食事がいいといいますが・・・
*都道府県 塩分摂取ランキング*
1位:宮城県 11.9g
1位:福島県 11.9g
3位:長野県 11.8g
4位:福岡県 11.7g
5位:秋田県 11.6g
(政府統計 国民健康・栄養調査 平成28年版より)
厚生労働省では1日の食塩摂取量の目標を男性8g 女性7gと低めに設定されました。しかし、福岡県は摂取量が多く東北勢並みに上位にランクインしています。
福岡県の食文化は豊かです。 豚骨ラーメン、めんたいこ、うどん、焼き鳥・・・。
おいしい食文化を誇りつつも日々の塩分摂取量に気を付け、塩分の過剰摂取にならずに、食事を楽しみたいですね。
当院では、尿検査で1日の食塩摂取量が測定できます。
あなたの1日の塩分摂取量は何グラムでしょう・・?
豚骨ラーメンスープ含め:5.5g めんたいこ1/2腹:2.3g うどんスープ含め:4.1g
(エクスナレッジ 塩分ランキングより)
こんにちは。
やまもと内科スタッフです。
健康保険法の診療報酬査定に基づき、健康保険情報の確認方法としてマイナンバーカードでの確認が始まっています。
当院でもマイナンバーカードによる保険情報の確認を行っております。
マイナンバーカードに保険証の登録のある方はマイナンバーカードのみで受付が可能です。
政府より、2024年末には健康保険証が廃止される方針が示されています。
マイナンバーカードでの受付方法は簡単です。
初めての方はスタッフがお手伝い致しますので、受診の際はマイナンバーカードをご持参ください。
こんにちは、やまもと内科スタッフです。
帯状疱疹は多くの人が子どもの頃に感染する水疱瘡のウイルスが原因でおこります。
水疱瘡が治った後もウイルスは体内(神経節)に潜伏していて、過労・ストレス・加齢などで免疫力が低下するとウイルスが再び活性化し、帯状疱疹を発症します。
神経に炎症を起こし痛みが現れ、皮膚症状が治った後も痛み(帯状疱疹後神経痛)が残ることがあります。
帯状疱疹にならないため、免疫力が低下しない生活を心掛けましょう。
バランスの良い食事と睡眠をしっかりとることが大切です。
それに加えて、「ワクチン接種」が効果的です。
ワクチンには帯状疱疹の発症を防いだり、発症しても症状を和らげる効果があります。
当院では50歳以上の方にワクチン接種をお勧めしています。
ご相談、お問い合わせはお気軽にどうぞ。